木村晴壽さん、今日は “松本市の織物” のお話
こんばんは!
夕暮れ城下町 火曜日のパーソナリティー 小出伊保です^^
学校に子どもたちの声が戻りました。
昨日、近所の小学校の校門には「入学式」の看板が立ち、
ちょうど見頃となった桜の木の下で記念撮影をする新1年生の姿がありました。
今朝は子どもたちだけの初登校ということで、
先生方や地域の見守り隊のみなさんが
通学路のポイントに立ち、声をかけていらっしゃいました。
いつもと違う情勢の中ではありますが、
いつもの新年度の光景を見ることができ、
思わず笑顔になれる瞬間でした。
先行きが不安な日々が続きますが、
上手に心に栄養を与えながら過ごしたいですね。
こんばんは、アシスタントの河野恵梨菜です!
2週間ぶりの出演となりました!
年度末から新年度にかけて色々とお店がバタバタしておりましたが、
皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?
お店には昨日入学式を終えてお買い物に来られていた新一年生の子どもさんと
保護者の方の姿もお見かけしました(*´ω`*)
今は新型コロナウイルスで色々と自粛モードとなっていますが、
何とかこの事態を国民一丸となって乗り越えていきましょうね!
本日の『伊保の部屋』ゲストは
松本大学総合経営学部教授 木村晴壽さん
今日は松本市の織物についてお話をお伺いしました!
1970年代以降、『松本つむぎ』というものが売り出されたのですが、
皆さんはご存知でしたか?
木村先生によると、
そもそも養蚕で繭を収獲して生糸を作り出すのですが、
この松本つむぎとは、手紡ぎの糸を使って織った物のことを指すそうです。
蚕同士がくっついて絡んでいる玉繭(玉糸)や使えない繭(くず繭)などを
主に使っていました。
くず繭などは薬を使用し柔らかくしてから、手で広げて綿にします。
この綿が『真綿』と呼ばれるのです!
真綿は実はコットンではなくシルクだったのですよ!
手で糸をつむぐことで独特の素材になり、
この糸で織物や反物が作られました。
やがてこのつむぎの糸が奄美大島の『大島つむぎ』や
茨城県の『結城つむぎ』、八丈島の『黄八丈』などなどの
高級な織物として積極的に使用されていきました。
江戸時代の文献などで、『上田の織物』などが登場していましたが、
残念ながら『松本つむぎ』ではなく・・・。
幕末には『信州つむぎ』も登場していますが、
どうやら上田や中野の地域を示していたそうです。
1970年代以降高度経済成長となり、
伝統的なものが失われるのではないかということで、
政府によって1975年、伝統工芸に対する法律が定められました。
しかしこれには条件があったのです。
①日常的に使われること。
②作るときは機械ではなく手作業。
③100年くらいの歴史がある伝統的な作り方。
④輸入ではなく国産の材料。
⑤職人はそれなりの数が存在している。
こうした条件を満たすために、
『信州つむぎ』のくくりの中に上田や松本、安曇野も取り入れて
ようやく伝統工芸品として知られるようになりました!
木村先生に今回も興味深い楽しいお話を伺いました!
伝統工芸品には、日の丸の絵柄の上に『伝』の文字がおしゃれに
入っているマークがあるそうなので、
是非とも皆さん呉服屋さんなどで探してみて下さいね!!(^^)!
今日お送りした曲は
ゆず 「花咲ク街」
木村カエラ 「Wish upon a star」
井上陽水 「SAKURAドロップス」
ビッケブランカ 「Ca Va?」
「白熊 -Main Version.-」
「Shekebon!」
「TARA -2020 Mix-」
ましゅまろまま 「降っても晴れても」
SPICY CHOCOLATE Feat. Che’Nelle & Beverly 「最後のPiece」
amazarashi 「夕立旅立ち」
BENI 「桜坂」
sumika 「センス・オブ・ワンダー」
でした♪