2018.08.07 UP  

木村先生のお話^^移庁・分県問題、最終回!



こんばんは!
夕暮れ城下町 火曜日のパーソナリティー 小出伊保です^^

今日は “立秋” 暦の上では秋です。
「まだまだ盛夏、秋とは名ばかり!」と言おうと思っていたのですが、
今日はちょっと涼しかった?
まさしく、暦どおり・・・^^;
市民タイムスで里山辺のコスモスの写真を見ました。
昨日はセミしぐれの中、とんぼも見かけました。
ちゃんと季節は進んでいるんですね~

こんばんは、アシスタントの河野恵梨菜です!

8月に突入して、さらに暑くなるのかと思いきや、
今日は久しぶりの真夏日で、今までの猛暑日よりも過ごしやすく感じました。
私の勤めるコンビニでも、今日はあまりアイスが売れず、
先週のアイス20個大人買いが嘘のようでした(笑)
季節は少しづつ秋に向かっているのでしょうね(^^)

本日の『伊保の部屋』ゲストは
     松本大学教授  木村晴壽さん
yugure20180807

さて皆さん、いよいよ『3つの長野県』クライマックスです!

戦前から始まった移庁問題は、昭和8年にも行われましたが、
戦争が始まってからは一旦終結しました。

そして戦後の昭和23年、GHQの占領時代にまたしても県庁が
火事に遭ってしまいました・・!
そしてこの時の新聞記事には、
やはり「出火原因が怪しい」と記されましたが、
真実は闇の中・・。
しかしながら、この火事をきっかけに再び移庁運動が行われ、
県議会に案が出されました。
今回はきちんと事前に段取りを踏み、本会議でスムーズに可決される
予定でした、が。

開会時に、満席の傍聴席の中から『信濃の国』を歌い出す人が現れ、
次第に全体合唱を始める始末!
議長が静粛にと制するも収まりが利かず。((+_+))
牛歩戦術で、同じ社会党の人同士も、北と南に意見がわかれ、
この議案の結果は、賛成が29票、反対が26票、白票が3票でした。
自治会では、過半数以上じゃないと認めないということで、
結局不成立になってしまいました・・。

そして昭和35年~37年。
今度は県庁舎が老朽化で建て替えなければいけなくなりました。
松本にチャンス到来です!
今度こそ松本市に県庁をと申し立てましたが、今ある場所で
建て直すということになり、
県庁移転の同盟会を結成します。
すると北信では反対派の同盟会が結成され、当時の知事でもあった
西澤さんが、この南北対立に苦慮します。
しかし、昭和36年に新産業都市推進法が成立し、
昭和37年には松本市も選ばれました。
地方開発にはお金がついてきます!
これを知った西澤知事は、全面的にバックアップしますと
松本市を説得して、ようやく移庁運動が収束したのでした(*’ω’*)
その後、吉村知事へとこれらが受け継がれ、
今でも南北のバランスを取るために、なるべく平等に対応するという
策が練られているのです。

いやはや、数か月に渡った『3つの長野県』はいかがでしたか?
私も長野県民ですが、知らない歴史はたくさんあります。
でも、知れば知るほど面白いですよね!(^^)/
これを機に、皆さんも長野県の歴史に触れてみてくださいね☆

今日お送りした曲は

  [Alexandros]  「Mosquito Bite」
  miwa  「君に出会えたから」
  山下達郎  「ミライのテーマ」
  Jitterin’ Jinn  「夏祭り」
  aiko  「花火」
  Mr.Children  「HANABI」
  菅田将暉  「ロングホープ・フィリア」
  BUMP OF CHIKEN  「天体観測」
  ゆず  「雨のち晴レルヤ」
  DAOKO×米津玄師  「打上花火」
  宇多田ヒカル  「Good Night」

          でした♪


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