2019.02.05 UP  

木村先生、今日は石鹸のお話?



こんばんは!
夕暮れ城下町 火曜日は 小出伊保がお送りしています^^

昨日の立春は
まさに春がきたかと思われる暖かさでした。
日陰の雪もすっかり溶けて
このまま春にならないかな~と思いましたが
松本の今日の最高気温は 
昨日より5℃ほど低い、7.8℃。
これからは三寒四温という四字熟語が
頻繁に使われる時期ですよね。
一方で、すでにTVでは花粉症対策の話題が・・・
そう思うと、春の訪れも早い方がいいのか、
微妙な心境です。

こんばんは、アシスタントの河野恵梨菜です!

節分があっという間に終わり、
なんと春のような温かい気温になる日もあって、
常に上着を脱いだり羽織ったりしています(笑)
つい先日まではホッカイロにもお世話になっていたのですが、
日中は温かいので必要ないですね(^^♪
しかし、北海道では大寒波の予報もありますし、
日本海側は引き続き雪なども降るようなので、
長野県もまだまだ雪の降る日がありそうな予感です!

本日の『伊保の部屋』ゲストは

   松本大学総合経営学部 教授  木村晴壽さん

今日は「生糸と石鹸」のお話をお伺いしました。
長野県にも少し関係がありそうなお話なんですって!

石鹸はそもそも、苛性ソーダ(アルカリ性)と牛脂や豚の油、
又は植物性の油(ヤシやオリーブなど)を混ぜて作られます。
熱湯でグツグツ煮たのち、冷やし固めることで完成です。
小学生の時、私も作ったことがあります!

この石鹸を作る際に生糸を細かくしてシルクパウダーにしてから、
苛性ソーダと混ぜた石鹸が『絹石鹸』です。
高いもので3000円くらいするそうですが、
絹のようなスベスベ感や保湿効果が期待できます(*’▽’)

この生糸になるのが、サナギが入った繭玉ですね。
生糸最盛期の頃は、繭は目方で販売されていましたが、
繭の外側は2割ほどの重さで、8割はサナギの重さです。
割高です・・。

そこで、化粧品で有名なカネボウ(当時は鐘ヶ淵紡績)さんが
サナギを石鹸にできないかと考えたのです!
そもそもサナギは高たんぱく質で、
外国でも食べられていますし、長野県でも蜂の子など食べますよね(^^)
サナギは脂肪の塊でもあるので、
苛性ソーダと合わせれば石鹸が作れるのです。

しかし問題が・・!

サナギを高温で熱すると悪臭が発生するのです!(+o+)
カネボウさんはこの悪臭をなんとか改善するために時間を費やし、
昭和10年前後には、サナギの石鹸を販売しました!

さて、長野県でも生糸の生産は盛んでしたが、
実は松本市の渚や巾上あたりには、
大正10年前後にスミヤマ製造工業という会社がありました。
今も近くには、ご縁があるのでは?と思われる薬局があるそうです。
もしかしたら、
カネボウよりも前からサナギに目をつけていたのかも・・?!

というわけで、
次回の木村先生のお話もお楽しみに(*´ω`*)!

今日お送りした曲は

   青山テルマ  「In This Place ~2人きりのキズナ~」
   THE RAMPAGE from EXILE TRIBE  「THROW YA FIST」
   wacci  「最上級」
   スピッツ  「春の歌」
   flumpool  「Belief ~春を待つ君へ~」
   May.J  「春よ、来い」
   Chay Feat. Crystal Kay  「あなたの知らない私たち」
   岡崎体育  「Okazaki Unreal Hypothesis」
   DAOKO  「終わらない世界で」
   karafina  「春を待つ」
   星野源  「Contioues」

             でした♪


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