カウンセラーの伊藤かおる先生~リスナーさんからの質問に答えて
みなさん こんばんは!
夕暮れ城下町 木曜担当
ジャズマスターの伊佐津です!
さあ早いもので今年も最後の月!12月です。
夕暮れ城下町木曜日唯一のちゃんとしたコーナー『かずおの部屋』には
おなじみ、カウンセラーの伊藤かおる先生にお電話でお話をうかがいました。
今年は主にリスナーさんからの質問に伊藤先生がお答えくださるという形式が定着してきたようで、多くの方から色々なメールをいただきました。
ありがとうございました。
そして特にこの伊藤先生のお話をしっかり復習したいというご希望もいただいておりますので、なるべく頑張ってテキスト化してお届けしようと思います。
今日もリスナーさんからメッセージをいただきました。
まず1通目が『いつも伊藤先生のお話を聞いてほっとするのか木曜日の夜はよく眠れます。ありがとうございます。』ということです。
もう1つがですね。フリーランスの36歳の女性イラストレーターさんから、『先月の先生のお話にあったように私も年末になると、今年も乗り切ったみたいな気分の高揚感から妙にやたら買い物をしたくなったり、新しく習い事やジムに申し込んだものの、2月くらいから寒さと相まって家にこもりがちになり、やりたかったが、やらねばになるので、自己嫌悪に陥りがちでした。先生のお話にあったように、無理に節目を作らずにゆったり進めるという考え方にとても癒されました。
ただ、私はフリーランスなので、何か節目というか締め切りみたいなものがあればこそ仕事を進めるみたいなところがあります。そして毎年目標みたいなものと合わせて、きちんと休むときは休むと決めるんですが、対クライアントさんからの新規の案件とか振られると、ついついそこの休み枠に仕事を入れてしまいます。それで、ほっと安心している自分もいます。そろそろ本気でこの流れを変えたいと思います。何か良いアドバイスがありましたらお願いいたします。』
ということでした。
さて、これらの質問に伊藤先生のアドバイスは・・・
先日、11月末はブラックフライデーとか言ったりして、アメリカと日本が安売りでみんな買い物しようよっていう空気があったように、皆さんこの時期のご褒美需要が一気に高まるかもしれないって思ったので、何かみんなそんな時期なのかなっていうのもちょっと思ってたんですが、今日のメッセージをお伺いして、一つは、その方が『そろそろ』っていうふうにお書きくださっているので、ご自身がもしかしたらそろそろ仕事も大事だし、入ってることも安心だし、来ていただけると役に立った感もあるし、満足感もあるかもしれないけれど、自分を優先する部分とか、もう一つは、その方がフリーのイラストレーターさんということなので、自分の価値を認識中というか、自分の価値をもっと上げてもいいのかもしれないなって・・・思いました。
自分を優先すると、例えば、今は受身というか『来たらやります』っていうところあるかもしれないんですが、メリハリのある人の特徴っていうのが五つぐらいあるんですけど、例えば計画的に進められるとか集中力があるとか、気持ちの切り替えができるとか、その中の一つに、はっきりと断れるっていうのがあるんです。
つまり『メリハリのある人は、はっきり断れる』ということなんです。
でも、フリーランスでやっているとスケジュールが空いていると恐怖でしかないというか、簡単に言えば会社だとお給料は入るけどフリーランスだと空いてるということは0円ということですから。そういう恐怖みたいな、板挟みになることはあると思うんですけど、でも今日メッセージを送ってくださった方が『そろそろ』っていう形でおっしゃってくださってるのは、そんな頭の中で頑張っていきながら、だんだんお客様もいらっしゃって、そろそろ自分のペースというか、自分がやってきたことをもっと信じて、断るっていうより、違う言い方をすれば『提案をする』ということでしょうか。
新しいお客様や、『この案件をいつまで』というときに『この日までではいかがですか?』とか、『こういう形はどうでしょうか?』というふうに自分のことを大事にしながらできるやり方とか期限っていうものを、こちらから提案し始めるというか、もうちょっと自分のことを大事にするために、この日はちょっともう逃げちゃうとか、要するに逃げることは守ることだから、『ちゃんと逃げる日は逃げる』とかですね。
確かに『断る』ってフリーランスについてはちょっと恐怖かもしれませんが、はっきり断れるっていう言い方よりはもしかしたらちょっと提案をしてみる。それは、そこのところの軸は自分の価値ここまでやってきた自分の価値を変じて、こんなふうにお問い合わせをいただける自分を信じて、こんなふうな期間でもよろしいですかとか、自分が休みたいなって本当思ってた日を、ちょっと大切にしてみるような、はっきりとちょっとその日駄目ですっていうのって、フリーランスの方にとってはなかなかきついかもですが、会社に勤めてる方でも、ちょっとそこは今日は無理ですとか、この日だったら大丈夫ですっていうふうに少しずつかを自分のペースもちゃんと会社の中とか、あとは周りの方に提案していく。それはその人たちのやってきてる価値を周りはわかってるから頼んでると思うんですが、自分が自分の価値をちゃんと信じるというか、こういうことも自分を優先するという意味で大事なのかなっていうふうに思いました。
例えば、『何か用事があるから有給を取る』んじゃなくて、『用事ないけど休みたいから有給取る』かもしれないし、『用事がない状態をちゃんと自分で守ってあげる』っていうことも大事かなって思います。
つまり、それまでの自分の価値を信じるっていうのは、この方36歳って書いてあるので、それなりの年数、その仕事をやってこられたわけで、
積み上げてきたものがあるから、ご自分をもう信じていいんじゃないかなって、イラストレーターさんとして積み上げてきたご自身っていうものが、まだまだどっかでちょっと不安もあるかもしれないけど、ご自分をしっかりと信じて、少し提案してみるっていうことも少しずつやってもいいのかなって思ったりしました。
<伊藤先生もフリーランスのカウンセラーとして、お仕事を始められて、こういう境地に至ったのってどのぐらい経ってからとかって覚えてらっしゃいますか?>
そうですねわたしは1人で、そのときポケベルの時代ですからポケベル1個持って始めて、連絡は事務所ももちろん持ってないという、そんな投資は一切せずに始めた人なので当時は打ち合わせはファミレスでとかお客さんのお宅にお伺いしてとかでしたね。
そこからやはりちょっとやはり1人が回らないなと有料になったりとか、またはお付き合いしてる相手先さんによっては法人格が必要だなとか、
つまり、株式会社とか、例えば行政とかそういうお仕事をもらうとすると、法人格持っていた方が、お互いに仕事やりやすいとか、そういうような節目になってきたときに、やっぱ1人で全部こなすというよりは、役割分担をし、しないとやっぱキャパオーバーだなっていうときにやはり人ときちんと事務所を構えるとか、言わば不動産物件を借りるとかなんですが、でも最初は間借りさせてもらったんです。
まだ自分で家賃を毎月払えるかなっていうのがちょっと心配だったんで、広いところの間借りをさせてもらったら、そこの間借りをさせてもらった会社の社長さんが夜逃げしました。
1億の借金も返したけど夜逃げもされてるし、いろいろなんか楽しかったんですけど(笑)。
て、そのビルのオーナーさんがある日来て、あなたたちは何者ってそのとき聞かれました。で、毎月6万くらい家賃払ってたんで、ここのフロアの社長さんにここ空いてるから使っていいというお話でと、説明したら、わかりましたって言って、次が決まるまで行っていただいて結構ですって言っていただいてもう涙が出るくらい嬉しかったんですが、そこでやっぱり神様はもう腹くくって自分で借りろと言ってんだろうなと思ったので、すぐ納得いく物件をそこから探しました。だからそういう節目節目で本当にこの方がお書きくださるように、そろそろみたいに自分で決めていかないと、ちょっと自分の自身の中にしがみついていないで、さっさとちゃんと借りてやりなさいって神様が言ってるのかなって思うときはありました。
また、きっと心理学を学びたいという方 はとても多いんだろうなと思って いるんですが、まず自分のことをもっと 知りたいというか そんなところが入り口にあるのかなと思う時もあります。 なのでその方が少し心理に触って みたいのかなとか、例えば 私は公認心理師ですけれどもそう いった国家資格への道もありますし、 こうい った仕事はAIに変わることはできないのは確かですし、いろんな 分野がもちろんありますので 大学のゼミとかいろんな学会とか、それ以外にも刑務所での仕事もあれば医師 の領域もありますし、もちろん精神科とかそういった病院での心理職の仕事だってあります し、 今さまざまな公認心理師の分野というのは本当に多様なので 学会も含めていろんなのを見て みると そういうところでも心理って使うん だっていう世界がいろいろ見える ので まず一つの入り口から入ってみて 自分の専門としてはもっとこっち 側の分野を深めてみたいっていう のをぜひ覗いてみていただくと いいなって思っています。 やっぱり高校生の方で文系なんだ けどもう鳥が好きっていう方が いて 鳥が好き そうそうそれで一緒に鳥に関わる 学会を見ていたら日本鳥学会だった から そこでちょうど高校生の方も 学会でするのがあって さらにキュレーター博物館の学芸員 さんの資格キュレーターっていう のがありますが それは完全に文系の方でもいい ので そういった一見そういう理化学 的な生物学的なお話かなと思って も いろんなそういう学会を見てみる と改めて見て 自分がどこの方向へ行きたいのか っていうのをそういう専門性のある ところから覗いてみると面白い かなと思います。
ちょうどここから学会の時期なんで 心理の学会なんか山ほど12月中にやっていますから ぜひなんかいろんな覗いてみて 足を運んでみてもいいんじゃない かなとか思います。ここから受験の方もいるかもしれない ので最後のメッセージとして今年 最後の回なのでセルフコンパッション っていうのをちょっとお伝えできれば と思います。
セルフコンパッションっていうのは辛い時とか失敗した時とか自分自身の気に入らない部分とそれが何らかの出来事でクローズ アップされたりした時 、そんな時こう自分にダメ出しをしたり批判したりすることってあるじゃない ですか。
そんな風に自分に対してちょっと うまくいかないそんな時に、大切な 人や周りの人にするのと 同じように自分をサポートして 理解してあげて自分に対していたわり、自分の気持ちや自分をちゃんと理解してあげようって失敗して 傷ついている自分を無理やり震い立たせたり痛くないわとか大丈夫 だよっていうんじゃなくて、
今自分 はとても困難な 状況にあるから自分をまず落ち 着かせて自分をちゃんとケアする ために何ができるだろうってその 時に大事なのは自分への優しさ っていうんですが、自分への批判 を無知のように振るんじゃなくて 失敗したり不十分だって感じる 自分を自分で抱きしめるように 見守って今年の1月から2月3月と 今年この12月まで来た自分の1日 1日を振り返った時にやっぱり認めていただける ような たとえば 今年もいい加減ながら 乗り切ったなみたいなそういう 感じですかね
今年の1月からの自分を 振り返って今一番自分に誰でも いいから言って欲しい言葉それを ちょっと自分で書き留めてみて それを自分に言ってあげて欲しい なと思います。よく乗り切ったね とか 大変だったけどやったねとか、 本当に苦しかったねとか、ありがとう とか大好きとか 。
自分が一番言って欲しい 言葉は自分が分かっていると思います。 それはもらっていい言葉だから それだけの1年をちゃんとそれぞれ の方の体は乗り越えてここにいる から、ちゃんと自分が分かっている んだから、頭はまだまだって言う かもしれないしダメ出しもする かもしれないけど体に向かって 染み込むように、ここまで来たね って頑張ったねって。本当に 頑張って今ここにいるねってありがとう ってぜひ全身に言ってあげて欲しい なと思います ありがとうございました。
<今日のイカすジャズ>
●モンティ・アレキサンダー
Stand Up For Jesus
What A Friend We Have In Jesus
Abe Maria
Ain’t Gonna Study War No More
●リニー・ロスネス
エブリシング
●小曽根真
ビッグアップルパイ