ジャズピアニスト・作曲家 宮沢克郎さん(第13回目)
こんにちは!
『まつもと日和』火曜日担当パーソナリティ、
あかざわみゆきです。
毎月第3火曜日のまつもと日和は
作曲家でありジャズピアニストの
宮沢克郎(みやざわ かつろう)さんが
マンスリーゲスト♪

第13回目の今回は
初期のジャズピアノについてです(^^)/
1800年代後半~1900年代初頭のアメリカでは
Rag Time(ラグ・タイム)というスタイルが
流行りました。
ラグは「歪んだ」「不揃いな」という意味で、
Syncopation(シンコペーショーン)といったリズムが多く含まれます。
クラシックの様に楽譜は2段符で書かれていて、
アドリブは殆ど無かったらしいです。
ヨーロッパのクラシックの和声に
マーチングバンドのテーマ、
民族音楽のリズムが使われています。
ピアノ人気の原点ともなっていて、
ピアノは両手の掛け合いによって
ダンスのリズムと
バンジョー伴奏のリズムの
両方を表す事ができたので、
ラグタイムの理想的な楽器でした。
1拍めにベース音、
2拍めに中音域のコード(和音)を左手で弾き、
その中間にアクセントがくるようなメロディを
右手で弾いていました。
出版されたラグタイムの楽譜は
5~10万部に及んでいたそうです。
またピアノの弾き手がない家庭では、
ピアノロールで演奏を聴く事ができました。
自動ピアノに取り付けて使用するもので、
紙製のロールに沢山の穴が開いており、
そこから空気を吸い込み
鍵盤を動かして音を出す仕組みとなっていました。
オルゴールの様な今の自動ピアノ
(デジタル装置が付けてあり鍵盤が動く)の様なものです。
ラグタイムの代表的な作曲家は
スコット・ジョプリンです。
ラグタイムはジャズに貢献したものの、
即興の要素が少ないのと
ブルースからはかけ離れていたので
限界がありました。
ジェリー・ロール・モートンは
ラグタイムとジャズの橋渡しをした
初期のジャズピアニストであり、
ジャズの創始者とも言われ、
ラグタイムを基に即興の要素も加えました。
今回もとても興味深いジャズの歴史を伺うことが出来ました(^^♪
引き続き、まつもと日和 毎月第3火曜日 12時40分頃からは
ジャズ初心者あかざわが宮沢さんにいろいろなお話を伺いますので
次回もどうぞお楽しみに♪(^^)/
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今日お送りした曲は
Rod Stewart – Forever Young
John Cougar Mellencamp – Paper In Fire
X – Fourth Of July
Psychedelic Furs – Pretty In Pink
U2 – Where The Streets Have No Name
リクエスト曲:Ora Reed/Changing Love
(アルバム 『A Little Something New』』より)
Keith Richards – Take It So Hard
Living Colour – Middle Man
Toto – Africa
Toto – I Won’t Hold You Back
Robert Plant – Tall Cool One
でした♪











