2014.12.09 UP  

子うさぎましろのお話・ビロードのうさぎ1209



こんにちは。
まつもと日和火曜日パーソナリティの原山朋子です。

本当に寒くなってきましたね。
クリスマスのプレゼント選びをそろそろしなくてはと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

今日はもらって嬉しかった・あげて喜ばれたプレゼントということでメッセージを募集しました。
hiyori20141209
(※写真は今日もらった信玄餅)

やはり、自分が欲しいと思っていた物や自分のことを心配してくれたプレゼントは嬉しかったというメッセージを頂きました。

私自身、自分のことを考えて選んでくれたんだろうなぁというプレゼントにほっこりさせられた経験は一度や二度ではありません。

やっぱり物の値段やブランドではなく、相手から伝わる気持ちが一番なんだなぁと思いました。

hiyori20141209_02
(※金井音松が誕生日プレゼントで貰った「ぐでたま哲学」を立ち読み中…)

さて今日の本ですが
クリスマス前ということもあり、クリスマスに向けてプレゼントにどうかなぁという本をご紹介します。
実際、私の姪のところに数年前サンタさんがプレゼントで持ってきてくれた本です。

佐々木たづ作、三好碩也絵「子うさぎましろのお話」

1970年に刊行されて以来ベストセラーですので1家に1冊レベルの絵本ではないかと思いますが、
やはり読み継がれるにはわけがあると思います。

ご存じの方は多いでしょうが、あらすじを少し。
クリスマスの日、子うさぎましろはサンタのおじさんからお菓子をもらいます。
それをすぐに食べてしまい、もう一つプレゼントが欲しいましろは、炭に体をこすりつけて黒うさぎになりすまし
サンタクロースのおじさんに会いに行きます。
おじさんは黒うさぎはましろだと知っていましたが、小さな種をひとつ渡してくれました。
帰り道、ましろはおじさんに嘘をついたことを悔やみ、体の炭を落とそうとしますが落ちません。
ましろは泣きながら、もらった種を神様に返そうと雪を掘りました。
ましろが埋めた種は春になって芽を出し、次の冬には大きなもみの木になりました・・・・

嘘と知りながら、黙ってそれを受け入れ、ましろに種を手渡すサンタさん。
子どもを信じ切って、子どもの芽を摘まない大人の姿勢を学んだような気がします。

もう1冊。
マージェリィ・w・ビアンコ作、酒井駒子絵・訳「ビロードのうさぎ」です。

酒井駒子さんの絵のファンだという方にはおなじみの1冊だと思います。
古典的名作と言われ世界中で愛されてきたお話「ビロードうさぎ」を酒井駒子さんが絵本にした1冊です。

あらすじを。
クリスマスに男の子の家に来たビロードでできたうさぎのぬいぐるみ。男の子は毎晩うさぎと一緒に寝たり、一緒に遊んだり、それはそれは大切にしてくれたのです。
ぼろぼろになってもうさぎは幸せでした。
それは「男の子のほんもののうさぎ」になったと感じていたから。
ところが別れは突然別れがやってきて・・・。

うさぎの考える「ほんもの」とは?
そしてうさぎの身に起こる奇跡とは?

子どもの頃、誰しもが、おもちゃに命が宿っていて、いつか話したり動いたりするのでは?と思っていた時期があったのではないでしょうか?
そういう感情を鮮明に思い起こさせてくれるこちらの作品。

今日ご紹介した2冊とも、お子さんはもちろん、大切な人、お友達や家族にプレゼントしてみるのはいかがでしょうか?
大人になってから読む絵本には、子どもの頃とは違う感情が揺り動かされるような気がします。

今日の曲。
androp「Light along」
Taylor Swift「This love」
Tony Bennett & Lady Gaga「But Beautiful」
ACIDMAN「TO THE WORLD’S END」
フジファブリック「同じ月」
DJみそしるとMCごはん「PIZZA」
Danny Elfman「oogie Boogie’s Song」(映画「ナイトメアビフォアクリスマス」)
ケツメイシ「冬物語」
andymori「オレンジトレイン」
ASIAN KUNG-FU GENERATION「踵で愛を打ち鳴らせ」


コメントは受け付けていません。