
ジャズピアニスト・作曲家 宮沢克郎さん(第9回目)
こんにちは!
『まつもと日和』火曜日担当パーソナリティ
あかざわみゆきです。
毎月第3火曜日のまつもと日和では
作曲家でありジャズピアニストの
宮沢克郎(みやざわ かつろう)さんが
マンスリーゲストとしてご登場くださっています。
今回はBossa Nova(ボサノヴァ)についてのお話です。
1950年代後半にブラジルで
ボサノヴァが誕生しました。
元々はサンバの発展形で、
2/4拍子(ワン・ツウ ワン・ツウ~)です。
代表的なアーティストは、
数々のボサノヴァの名曲を生み出した天才作曲家
アントニオ・カルロス・ジョビン
(通称トム・ジョビン)で、
ピアノ・ギター・ボーカルを操ります。
『イパネマの娘』が特に有名で、
たった1度だけ来日しており、
宮沢さんはそのコンサート鑑賞をされていたとの事!
高度なコード進行(和声進行)と
時としては斬新で美しいメロディ&ハーモニー&
リズムが織りなすシンプルで深い曲が多くあり、
本人はクラシックのドビュッシーの和声を
好んでいたとの話もあります。
続いてはジョアン・ジルベルトです。
ギター・ボーカルの弾き語りが有名で
ボサノヴァの神様と言われました。
新しいボサノヴァのリズムに
音楽全体に流れるコンセプトを作り上げ、
ソフトにささやく様な歌い方に
鋭いギターのリズムが象徴です。
彼等の代表アルバムは「ゲッツ/ジルベルト」で、
プロデューサーはアメリカ人のクリード・テイラーです。
参加ミュージシャンは
スタン・ゲッツ(サックス)
トム・ジョビン(ピアノ)
ジョアン・ジルベルト(ギター、ボーカル)
アストラッド・ジルベルト(ボーカル)等で、
このアルバムは世界的に大ヒットし、
音楽的にも一大ムーブメントを起こしました。
ボサノヴァはリズム的にもゆったりとしていて、
とても聴きやすいですよね。
前半の終わりにお送りしたナンバーは
宮沢さん作曲の『Nuage(ニュアージュ)』でしたが、
このナンバーは宮沢さんがボサノヴァをイメージして
作られたそう。
聴いているうちに
海辺でゆったり潮風を感じながら
涼んでいるような気持ちになったので、
「何となく涼しさを感じますね」とお伝えしたところ、
実はボサノヴァには
涼しさを感じさせる効果もあるのだとか。
色彩の世界でも
「青色は体感温度を下げる」効果があることは有名ですが、
音楽の世界にもそういった効果がある
リズム&メロディがあることに驚きました!
この夏も暑くなりそうですが、
ボサノヴァで耳から涼を感じるのも
素敵だなぁと思いました(^^)
今回もとても興味深いお話を伺うことが出来ました。
引き続き、まつもと日和の毎月第3火曜日
12時40分頃からは
ジャズ初心者あかざわが
宮沢克郎さんにいろいろなお話を伺いますので
次回もどうぞお楽しみに♪(^^)/
*
*
*
今日お送りした曲は
Cher – If I Could Turn Back Time
The Darkness – I Believe in a Thing Called Love
Bee Gees – More Than A Woman
Gryffin – Feel Good
John Waite – Missing You
リクエスト曲:宮沢克郎アルバム「SCENE」収録-Nuage(ニュアージュ)
Noisettes – Never Forget You
Bryan Ferry – Slave To Love
Barry Manilow – I Write the Songs
Barry Manilow – Copacabana
Surfaces – 24 7 365
でした♪