2014.10.14 UP
こんにちは。
まつもと日和火曜日パーソナリティの原山朋子です。
食べ過ぎないようにしなくてはと思いつつ
美味しい秋の味覚のあれやこれの誘惑に勝てずにいる今日この頃です。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
この言葉をしっかり胸において、腹八分目を心がけたいと思います。
さて。
今日は7月の放送始まって以来初めて、本の紹介に漫画を2冊持ってきました。
特に決めていたわけではなかったのですが、なんとなく活字の本2冊か活字の本と漫画を
1冊ずつというパターンだったので、初の試みでした。
最近、面白い漫画との出会いも多くて、今日の2冊もとても面白く読める作品でした。
まずは1冊目。
おかざき真里作「阿吽」をご紹介しました。
舞台となっているのは平安時代の初期。
物語の中心にいるのは、弘法大師空海と伝教大師最澄という二人の偉大な仏教の開祖2人。
表紙をご覧頂いてもおわかり頂けると思いますが、まずは絵が綺麗なのでとても読みやすいです。
歴史や偉人物が苦手な女性にもすっと入っていける絵のタッチだと思いますし、
女性的な絵が苦手という男性にもその骨太の人間ドラマは躍動感のある画は十分満足できると思います。
空海と最澄という日本の歴史に多大な影響を与えた二人の天才を中心に、
奈良から京都への遷都が行われようとして、政治が乱れたり、民衆の間に病が流行ったり、
タタリが恐れられた時代が描かれています。
まだ1巻が出たばかりですので、本当に続きが気になって仕方ありません。
正しいとはなにか?
人を救うとはどういうことなのか?
仏教の奥深さを表現しながら、都が遷るという時代の大きな流れの中に生きる
2人の天才の人生を描いているこちらの作品。
是非沢山単行本が出る前に手にとってみて頂きたいなぁと思います。
おかざき真里作「阿吽」ご紹介しました。
さて2冊目です。
高野苺作「orange」です。(本の間にあれ?人影が…?笑)
松本市在住の漫画家高野苺さんの作品です。
松本市が舞台になっているので、松本市内はもとより長野県内のあらゆる本屋さんで
特設コーナーができていたりしますので、見たことのある方も多いと思います。
松本市内の学校に通う男女3人ずつ6人組の仲良しグループがお話の中心人物です。
時空を超えて、未来の自分から「大事な友達に関しての後悔をなんとかしてほしい」という
内容の手紙が届く所から始まります。
話の内容は勿論おもしろいんですが、松本が舞台ということで
話の中に出てくる会話の中にも開運堂のソフトクリームや
松本ぼんぼんが出てきたりと、松本で育ち今も生活している私には
とても親近感の湧く作品です。
皆さんは、今過去に手紙を送れるとしたら、
どの時代の自分にどんな手紙を送りたいですか?
この作品を読みながら考えてみてはいかがでしょうか?
今日の曲
9月にNEWアルバムが発売され、10月24日にまつもと市民芸術館小ホールにライブに来る予定の
Overground Acoustic Undergroundをパワープレイでお送りしています。
Overground Acoustic Underground 「朝焼けの歌」
サカナクション 「アルデバラン」
東京事変 「スイートスポット」
Tony Bennett&Amy Winehouse 「Body and Soul」
Overground Acoustic Underground 「Ride Today」
KICK THE CAN CREW 「マルシェ」
Maroon5 「Animals」
AJISAI 「サイハテトレイン」
THE BACK HORN 「サニー」
Overground Acoustic Underground 「N.A.C」