レ・ミゼラブル、BILLY BAT1007
こんにちは。
まつもと日和火曜日のパーソナリティの原山朋子です。
今週は先週に引き続き、酷い声の放送をお送りしてしまいまして大変申し訳ありませんでした。
先週は鼻声程度だったんですが、今週は完全におじさんのような声になってしまっておりまして・・・
なかなか喉の調子が良くならないのが悩みの今日この頃です。
さて、本日ご紹介した本ですが。
1冊目
ヴィクトル・ユゴ-作 「レ・ミゼラブル」です。
言わずと知れた名作のこちら。
あらすじを少し。
フランス革命後、王政が復活した1815年、飢えた妹の子どものためにパンを1つ盗み、
20年の刑に受けていたジャン・バルジャンは、19年目にして、仮釈放となった。
しかし、バルジャンの身分証には「危険人物」の烙印が押され、仕事を得ることもできなかった。
疲労と飢えに加え、暴行受け、バルジャンが教会の前で倒れていると、司祭から声を掛けられた。
バルジャンは客人として迎えられ、暖かい食事と、ベッドを与えられる。
しかし、夜、バルジャンは、教会の銀の食器を盗み、逃亡する。
逮捕されたバルジャンだったが、司祭は「食器は彼に与えたものだ」と警官に告げる。
さらには、銀の蜀台をバルジャンへ与えた。
バルジャンは、恥を知り、生まれ変わることを決意。
身分証を破り捨て、仮釈放に伴う毎月の出頭(身分証に確認印を押す)も止めることとした。
一方、その後バルジャンと生涯を共にするコゼットは・・・
娼婦に身を落とした母のファンテーヌは、コゼットの幻を見ながら亡くなった。
バルジャンは、ファンテーヌにコゼットの保護を約束し、
ジャベールから逃げながらコゼットの元へと向かった。
バルジャンは宿屋を訪れ、使用人の扱いを受けていた幼いコゼットを、引き取る。
人間の欲望や執念が渦巻く物語の根底を流れるテーマは真実の愛。
難しい原文を素晴らしい作品に訳してくださった訳者の方のすばらしさを感じずにはいられない作品です。
本日2冊目。
浦沢直樹作 ストーリー共同制作長崎尚志 「BILLY BAT」です。
あらすじを
第二次世界大戦が終わり4年たった1949年のアメリカ。
ソヴィエト連邦との冷戦が始まり、「赤狩り」の嵐が吹き荒れていた。
人気アメリカン・コミック「BILLY BAT」を執筆中の日系人漫画家ケヴィン・ヤマガタの仕事場に二人の刑事がやって来る。
張り込みのための協力を断ろうとした矢先、刑事の一人がBILLYを日本で見たことがあると言いだす。
ケヴィンは真相を確認するべく、戦後の復興間もない日本へと渡る。
最早、歴史上の出来事は本当にコウモリの手引きによるものではないか?と思ってしまうような漫画です。
話の場面が、色々な国の色々な時代に飛んでいく感じは好き嫌いが分かれる所ではあると思いますが、
私は好きです。
浦沢作品が好きな方もまだ読んだことの無い方も、是非一度手にとってみて頂きたいです。
今日の曲。
OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND 「朝焼けの歌」
ストレイテナー 「Lightning」
椎名林檎 「カプチーノ」
ASIAN KUNG-HU GENERATION 「banging the drum」~Tribute to bloodthirsty butchers~
南壽あさ子 「歌うことだけ」
OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND 「Making Time」
加藤登紀子 「さくらんぼの実る頃」
Little Dragon 「Pink Cloud」
Dragon Ash 「Lily」
OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND 「Pilgrimage~聖地巡礼~」