老人の日に秋と言えばの名曲『枯葉』に俺節を語る、朝ジャズ!
9月15日(木曜日)
おはようございます!
ジャズマスターの伊佐津です。
( ̄▽ ̄)
9月も3週目突入となりますと
朝スタジオに向かう5時頃・・・
ひゃー!ほぼ真っ暗・・・
うぇ〜、もうそんなになりましたか!
そんな今日は何の日?
今日は『老人の日』『ひじきの日』『スカウトの日』『大阪寿司の日』
まあ、敬老の日、老人の日、としよりの日
と色々と呼び名は変わってきていますが
そもそもは2002年1月1日改正の「老人福祉法」によって制定されたそう。
2003年から「祝日法」の改正によって「敬老の日」が9月第3月曜日となるのに伴い、
従前の敬老の日を記念日として残す為に制定されたということなんですが、
まあ、
国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、
老人に対し自らの生活の向上に努める意慾を促す日。
という解釈でよろしいかと。
なかでは、ちょっとクスッとしたのは
下記のエピソード。
1947年に兵庫県野間谷村の門脇政夫村長がこの日に敬老会を開いたのに始まる。
1950年に兵庫県全域、1951年から全国で行われるようになった。
1964年に、「としより」という名称はひどいということで、
「老人の日」に改められた。
「としより」という名称はひどいということで・・・
え〜?ひどいですかねぇ?(苦笑)
そして今日の『朝ジャズ』では
ジャズミュージシャンが好んで演奏し、
またリスナーからも人気の高い
『枯葉』について俺節を語らせていただきました。
もともと、フランス語歌曲の「枯葉」が、ポピュラー音楽大国のアメリカに
持ちこまれたのは1940年代ですが、フランス語の歌詞ではアメリカの
一般大衆相手に売れるかどうかということで、この曲を売り出そうとした
キャピトル・レコードの方針で、英語の歌詞が付けられ、
“Autumn Leaves”という英語題で発表されたそうです。
最初にこの英語詞を歌ったのは、1950年のビング・クロスビーですが、
以後、1952年のナット・キング・コールのバージョンなどボーカルを中心に
何種かのバージョンが送り出されたが決定打にはならず、本格的に広まったのは
ポピュラー・ピアニストのロジャー・ウィリアムズがヒットを飛ばしてから。
以後、アメリカのポピュラー音楽界におけるスタンダードナンバーとして
広く歌われるようになり、フランク・シナトラをはじめとする多くの
有名歌手のレパートリーとなり、外国から移入された曲でアメリカの
スタンダードナンバーとなった曲では、
おそらく「ベサメ・ムーチョ」「イパネマの娘」「イエスタデイ」等と並んで
もっとも人気を博した曲の一つでしょう。
この曲は以後もムード音楽分野では、ストリングスやピアノを用いて
無闇に甘ったるく切々と演奏されるのが定番のスタイルとなり、
有名無名を問わず無数のオーケストラやピアニストに演奏される
この「枯葉」は、エレベーターミュージック(エレベーターの中で流すようなBGM)の
大スタンダードナンバーとなり、現在でも全世界のデパート、スーパーマーケットや
コーヒーショップのBGMとして頻繁に流されている。
その結果、善し悪しは別として(笑)日夜新たな聴き手を開拓し(?)、
「誰でも聴いたことのある曲」として「枯葉」の知名度を高めています。
ジャズの分野では1952年にスタン・ゲッツが録音したのが先駆だったが、
ポピュラー界でスタンダードとなったことと、コーラス部分の独特のコード進行が
アドリブの素材として好まれたことから、多くの有名なジャズメンによって取り上げられ、
ミディアム・テンポで演奏されるキャノンボール・アダレイのブルーノート盤
『サムシン・エルス』、ビル・エヴァンスのリバーサイド盤『ポートレイト・イン・ジャズ』、
他にもざっと思い浮かぶだけでも、キース・ジャレット、チック・コリア、
ハンクジョーンズ、などのピアニスト、またヴォーカルバージョンでは
サラ・ヴォーンのパブロ盤(1982年録音)は原曲の姿をまったく留めないまでの
縦横無尽な超高速スキャットで歌われ、その過激さから激しい賛否両論を呼んだのも懐かしい・・・。
あとトリビア的に
マーサーに作詞されなかったヴァースの部分の英語詞を、
はるか後年に大橋巨泉が作詞しているが、当然ながら(?)
世界でも巨泉以外の誰にも歌われていないそうです。
(唯一の音源は、巨泉さん自身が実の娘であるジャズ歌手・大橋美加さんと共演したバージョン)。
!o(*^▽^*)o~♪
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そんな9月15日の音楽は
秋ということで『Autumn』とついた曲を
色々と見繕ってみました〜。
朝っぱらから今日もジャズでした〜!
1)Autumn Sunset Sawako Hyodo
2)Autumn Serenade Kirk Whalum
3)Autumn Kisses Manhattan Trinity
4)Autumn Leaves Ryuichiro Tonozuka
5)Autumn Leaves Simone
6)Autumn Leaves Cannonball Adderley
7)An Autumn Night Eiji Taniguchi
8)Autumn In New York akiko